腎臓再生研究に関しまして(患者様および医療関係者各位へ)

当科腎臓再生チームの研究内容につきまして、以前より各種メディア等で研究に関する記事を取り上げていただいており、その後今日まで多数のお問い合わせをいただいております。現在、相談のための診療予約が入り、通常の一般診療や研究業務に支障をきたす事態を招いております。誠に申し訳ございませんが、腎臓再生に関するご質問等での診察予約は受け付けておりません。また、現時点で再生治療の被検者様募集(治験)などは一切行っておらず、治験等に関する個別のお問合せについてはご遠慮申し上げております。この点、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。尚、患者様個人からのご寄付につきましても遠慮させていただいております。腎臓再生研究につきましては、進捗があり次第、当ホームページへ掲載予定でございますので、随時ご覧くださいますようお願い申し上げます。

東京慈恵会医科大学附属病院 腎臓・高血圧内科

The Jikei University Nephrology and Hypertension
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東京慈恵会医科大学附属病院 腎臓・高血圧内科

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 2025年1月31日 分子疫学研究部再派遣の当科大学院2年生の林綾香先生の研究論文がFrontiers in Medicine誌に掲載されました。リンクはこちら。


 免疫チェックポイント分子であるProgrammed death-ligand 1 (PD-L1)は、移植片拒絶反応、糸球体腎炎、間質性腎炎などにおいて尿細管上皮細胞や血管上皮細胞に過剰発現して腎保護的に働くほか、加齢ポドサイト上に過剰発現し、慢性腎臓病の進行に寄与することなどが報告されています。しかし、可溶性PD-L1と慢性腎臓病の関連は十分に検討されていませんでした。            

  

 本研究は、透析患者を含むさまざまな病期の慢性腎臓病患者2,829名を対象として、可溶性PD-L1値の測定を行い、慢性腎臓病の進行に伴い可溶性PD-L1値が上昇すること、また、透析導入により、さらに高値を示すことを明らかとし、可溶性PD-L1値が上昇する機序と慢性腎臓病に与える影響について考察しています。



林綾香先生、おめでとうございます!

これからも益々頑張ってください!