腎臓再生研究に関しまして(患者様および医療関係者各位へ)

当科腎臓再生チームの研究内容につきまして、以前より各種メディア等で研究に関する記事を取り上げていただいており、その後今日まで多数のお問い合わせをいただいております。現在、相談のための診療予約が入り、通常の一般診療や研究業務に支障をきたす事態を招いております。誠に申し訳ございませんが、腎臓再生に関するご質問等での診察予約は受け付けておりません。また、現時点で再生治療の被検者様募集(治験)などは一切行っておらず、治験等に関する個別のお問合せについてはご遠慮申し上げております。この点、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。尚、患者様個人からのご寄付につきましても遠慮させていただいております。腎臓再生研究につきましては、進捗があり次第、当ホームページへ掲載予定でございますので、随時ご覧くださいますようお願い申し上げます。

東京慈恵会医科大学附属病院 腎臓・高血圧内科

The Jikei University Nephrology and Hypertension
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2025年8月5日更新

 

当科大学院生の久野秀明先生の論文

『Initial change in fractional excretion of total protein after SGLT2 inhibitors predicts renal prognosis in patients with chronic kidney disease』

がClinical Kidney Journalに掲載されました!

 

SGLT2阻害薬は慢性腎臓病の腎予後を改善することが報告されています。
腎保護効果の機序には、糸球体過剰濾過の是正が考えられており、SGLT2阻害薬開始後にはeGFRの一過性の低下が起こります。しかしながら、この血行動態の変化に伴う蛋白尿の挙動と腎予後との関連性は明らかではありません。

蛋白尿排泄率(Fractional excretion of total protein;FETP)は、蛋白クリアランスをクレアチニンクリアランスで除した計算式で算出でき、腎機能を加味した蛋白尿を表す指標です。本研究では、SGLT2阻害薬開始後のFETPの一過性の低下(initial FETP dip)と腎予後の関連性を検討し、initial FETP dipの大きい群は、良好な腎予後を示すことが明らかとなりました。

 

論文はこちらです!(外部サイトへリンクします)

 

久野先生、おめでとうございます!

ますます、張り切って研究してください。

 

 

当科で一緒に腎臓内科学・透析医学を勉強しませんか?

 

見学など随時募集しております。

 

ご希望の先生はコチラからご連絡をお願いいたします。