2023年4月21日 情報解禁
当科 横尾 隆 主任教授、大学院生 松井 賢治 先生、実験動物施設の小泉 誠先生らが参加したオールジャパン体制での研究成果が本日米国科学誌「Scientific Reports」に掲載されました!
慈恵大学プレスリリースはこちらです。
是非ご覧ください!
日本は超高齢化社会を迎え、腎臓病から透析になる患者数が増加の一途を辿っています。一方で飼育されているイルカも超高齢化社会を迎えようとしており、腎機能の悪化から死亡に至る例がしばしば報告されるようになっています。
この度、香川大学 西山 成 教授、大学院生 Nourin Jahanさん、神戸大学 大崎博之 准教授、帝京平成大学 金子希代子 教授、プライムホスピタル西山 武 医師、京都大学 杉浦悠毅 特定准教授、東京慈恵会医科大学・横尾 隆 教授・小泉 誠 助教、日本大学 鈴木美和 教授・伊藤琢也 教授、名古屋市立大学 濱野高行 教授、自治医科大学 黒尾 誠 教授、沖縄美ら島財団総合研究センター 植田啓一 博士、他で構成された研究グループは、高齢の飼育されているイルカが腎臓病を発症する原因が、腎臓組織へのリンの蓄積であることを世界で初めて明らかにしました。
本研究結果は、高齢イルカで生じる腎臓病の予防や診断治療法の開発の一助となるものと期待されています。本成果は、米国科学誌「Scientific Reports」に掲載されました(2023年4月号掲載、責任著者:香川大学・西山 成 教授)。