腎臓再生研究に関しまして(患者様および医療関係者各位へ)

当科腎臓再生チームの研究内容につきまして、以前より各種メディア等で研究に関する記事を取り上げていただいており、その後今日まで多数のお問い合わせをいただいております。現在、相談のための診療予約が入り、通常の一般診療や研究業務に支障をきたす事態を招いております。誠に申し訳ございませんが、腎臓再生に関するご質問等での診察予約は受け付けておりません。また、現時点で再生治療の被検者様募集(治験)などは一切行っておらず、治験等に関する個別のお問合せについてはご遠慮申し上げております。この点、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。尚、患者様個人からのご寄付につきましても遠慮させていただいております。腎臓再生研究につきましては、進捗があり次第、当ホームページへ掲載予定でございますので、随時ご覧くださいますようお願い申し上げます。

東京慈恵会医科大学附属病院 腎臓・高血圧内科

The Jikei University Nephrology and Hypertension
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東京慈恵会医科大学附属病院 腎臓・高血圧内科

The Jikei University Nephrology and Hypertension
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2011年3月11日(金)

WEB配信で開催された、第106回 東京腎生検カンファレンスにおいて

当科からの症例が提示されました。

 

第106回 東京腎生検カンファレンス

1. 多発中心性Castleman病を疑う臨床所見にメサンギウム増殖性 糸球体腎炎と間質性腎炎を呈した一例   

池井浩之先生(本院 専攻医)

Castlemanに腎障害を合併したと考えられた希少例の報告です。糖尿病の合併もあり多彩な腎組織病変について活発な議論が交わされました。

 

2. ApoE関連リポプロテイン糸球体症の一卵性双生児の検討  

加藤順一郎 先生(厚木市立病院)

リポプロテイン糸球体症はApoE遺伝子の変異により生じる遺伝性腎疾患であり、今回、虎ノ門病院と厚木市立病院より一卵性双生児の同時報告がされました。一卵性双生児の既報はこれまでなく、兄弟間の比較により様々示唆に富む知見が提示されました。

 

どちらの演題も示唆に富む症例であり、とても勉強になりました。

 

発表された先生方、参加された先生方、お疲れ様でした。