2011年3月11日(金)
WEB配信で開催された、第106回 東京腎生検カンファレンスにおいて
当科からの症例が提示されました。
第106回 東京腎生検カンファレンス
1. 多発中心性Castleman病を疑う臨床所見にメサンギウム増殖性 糸球体腎炎と間質性腎炎を呈した一例
池井浩之先生(本院 専攻医)
Castlemanに腎障害を合併したと考えられた希少例の報告です。糖尿病の合併もあり多彩な腎組織病変について活発な議論が交わされました。
2. ApoE関連リポプロテイン糸球体症の一卵性双生児の検討
加藤順一郎 先生(厚木市立病院)
リポプロテイン糸球体症はApoE遺伝子の変異により生じる遺伝性腎疾患であり、今回、虎ノ門病院と厚木市立病院より一卵性双生児の同時報告がされました。一卵性双生児の既報はこれまでなく、兄弟間の比較により様々示唆に富む知見が提示されました。
どちらの演題も示唆に富む症例であり、とても勉強になりました。
発表された先生方、参加された先生方、お疲れ様でした。