2022年6月9日に当科の大木悠太郎先生の論文がFrontiers in Microbiology誌に掲載されました。
.
腎移植患者ではコロナワクチン接種後の抗体価が十分に上昇しないことが知られています。
.
当院に通院中の腎移植患者94名を対象に、コロナワクチン2回接種後約5ヶ月目の長期経過後の抗体価:anti-spike SARS-CoV-2 IgG (カットオフ値≥50.0 AU/ml)は、中央値で35.3 AU/mLと低く、陽性者は47.9%にとどまりました。3回目あるいは4回目のコロナワクチン接種の重要性が示唆された結果でした。
.
詳細はこちらです。
.
本研究は、感染症科、泌尿器科との共同研究で、抗体価測定に関しては当院中央検査部に全面的にご協力頂きました。
.
コロナ禍における腎移植患者を安全に管理するうえで、重要な知見であることが高く評価されました。
.
大木先生、おめでとうございます!
.
今後も益々頑張ってください!