東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科

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腎病理班

1. IgA腎症についての臨床研究

IgA腎症に対する扁桃摘出+ステロイドパルスとパルス単独を比較する他施設共同RCTでは、1年目の蛋白尿寛解において、扁桃腺摘出が有効との結果を示した。(Kawamura T, et al. Nephrol Dial Transplant 2014)また、ステロイドパルス後の再発に関与する因子についても検討し、論文作成中である。(Hirano K, et al 投稿中)

2. 各種腎疾患における腎生検査標本上の糸球体密度の臨床的意義に関する検討

これまで、腎機能正常時の低糸球体密度が各種腎疾患において長期予後と関連することを報告し、個人間のネフロン数の違いによる「潜在的な腎予備能の差」の重要性の検証を進めている。(Tsuboi N, et al. Clin Kidney J 2014、Kanzaki G, et al Hypertens Res. 2015) また、日本医大病理、モナッシュ大学との共同研究で日本人のネフロン数の推算の研究も進行中である。

3. 高血圧と関連する腎障害に関する臨床病理学的検討

高血圧と腎障害の間には密接な関係があるが、腎病理組織についての検討は少ない。我々は、ABPMと腎生検所見について検討し、CKDにおける血圧異常には尿細管・間質障害が寄与することを示した。(Haruhara K, et al Hypertens Res. 2015) また、高血圧性腎硬化症の腎生検例では糸球体密度が低値であることを報告した。(Haruhara K, et al Am J Hypertens. 2015)

4. 腎内アンギオテンシン(ANGII)の由来についての検討

近年、腎内ANGIIは腎内アンギオテンシノーゲン(Atg)からではなく、肝臓で産生されたAtg由来であることが明らかにされた。我々は、肝臓由来の血液中のAtgが糸球体で濾過後に尿細管で再吸収されANGII産生に供すると仮説し、UUOモデルで研究した結果、腎内ANGII量は糸球体で濾過されるAtg量により規定されていることを示した。(Okabe M, et al. Am J Physiol. 2015)

5. 糸球体上皮細胞で産生されるBMPの近位尿細管に対する作用

糸球体上皮細胞は濾過障壁の形成に重要な役割を担う一方、増殖因子やサイトカインを産生しネフロンにおけるクロストークに関与している。今回、Dox投与により、Podocyte 特異的にBMP阻害蛋白質であるNogginを発現するマウスモデルを作成し、検討した結果、Podocyte障害は糸球体障害のみならず、BMPの発現低下を介して尿細管・間質障害の原因となりうる可能性を示した。(Suyama M, et al 投稿中)


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