東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科

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腎生理・代謝班

1. 慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝に関する研究

基礎研究では、慢性腎臓病病態が副甲状腺発生に必須である転写因子Gcm2にどのような影響を及ぼすのか、あるいはエピジェネティクスな修飾をもたらすかを解析している。またGcm2のホモログであるGcm1の機能解析を行っている。臨床研究では、慢性腎臓病患者で新規P吸着薬として開発されたクエン酸第二鉄が血清FGF23(fibroblast growth factor-23)値を下げることを明らかにした。(CJASN 2014)
クエン酸第二鉄は血清フェリチンを上昇させるため、日本透析学会統計調査を用いた公募研究により,透析患者において,血清フェリチン・ヘモグロビン・鉄飽和度と生命予後との間には関連性を検討した。(NDT 2014)

2. 腹膜透析に関する研究

我々は、PD+HD併用療法を世界で初めて実施し、当治療法を推進している。106例の多施設共同研究により,腹膜透過性高値の改善,sCrの低下,貧血の改善,体液過剰の是正効果があることを明らかにした。(Blood purification 2014)さらにPD+HD併用療法によりHDと遜色ない生命予後が得られることを明らかにした。(Kidney Int 2015) 腹腔鏡検査を用いて腹膜透析液の中性化による腹膜傷害を評価している。

3. 腎移植に関する研究

腎移植病理研究から2つの知見を見出した。①慢性抗体関連型拒絶反応は傍尿細管毛細血管のCaveolin-1染色性と強く関連し、50%以上陽性例における移植腎予後の増悪を確認した。②腎移植後3か月以内のMedullary ray injuryのある症例は、ない症例に比べて3年後腎機能が悪化することを確認した。加えて、ABO適合性とCMVについて比較検討し、ABO不適合移植ではCMV血症が多いが、CMV感染症の頻度は両群で差がないことを確認した。

4. 多発性嚢胞腎に関する研究

常染色体優性多発性嚢胞腎はPKD1/PKD2遺伝子異常により発症する遺伝性腎疾患である。我々はこれまでにPKD遺伝子の機能解析、日本における常染色体優性多発性嚢胞腎患者の遺伝子解析を行ってきた。さらに嚢胞形成・拡大機序など疾患の病態を解明し、世界で初めての治療薬開発の基礎研究に貢献してきた。現在、多発性嚢胞腎外来を開設し、患者の治療、情報提供を行うとともに、遺伝子解析および遺伝カウンセリングに関する研究を行っている。


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