東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科

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腎生理・代謝班

1. 慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝に関する研究

慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常(CKD-MBD)における副甲状腺CaSR、VDRのDNAメチル化パターンが変化している事を報告している(Uchiyama T Hum Cell 2016)。現在CKD-MBDが副甲状腺のヒストン修飾に与える影響について解析している。また副甲状腺発生に必須な転写因子Gcm2が副甲状腺機能維持に与える影響、そしてそのオルソログであるGcm1の腎臓における機能解析をしている。
Mgが腎不全患者の生命予後に関与する事が近年明らかになりつつあるが、我々はMg濃度にプロトンポンプ阻害剤が関与する事を明らかにしている(PLOS ONE 2015)。現在血液透析患者を対象に血清Mg濃度及びFGF23が、全死亡を始めとした各種アウトカムにどのように影響するか前向きコホート研究を行い解析している。また2型糖尿病患者を対象に、糖代謝に関連するサイトカインとFGF23の関連を、インスリン抵抗性と骨ミネラル代謝との関連を調査している。

2. 腎移植に関する研究

我々は、Japan Academic Consortium of Kidney Transplantation (JACK)に参加し、腎移植患者を対象とした多施設共同研究を行った。本年度は、IgA vasculitisの予後・生着率・再発率について(Kawabe M CEN Case Reports. 2016)、傍尿細管毛細血管におけるCaveolin-1発現の意義について(Nakada Y Clin Transplant 2016)、Medullary ray injuryの意義について(Niikura T Transplant Proc 2017)報告した。現在、腎移植におけるAlport症候群・糖尿病性腎症、高尿酸血症に関して解析している。当院の腎移植レシピエントにおいて、GLCCI1遺伝子一塩基多型および移植後貧血の解析を進めている。また、ドナーベースライン生検の腎予後予測因子について解析している。基礎研究では、vivoでは、ラット腎移植モデルを確立し、内皮細胞の形質変化について解析中である。また、ラット腎不全モデルの腎線維化におけるpericyteの役割について解析中である。Vitroでは、培養内皮細胞を用いた細胞外基質の産生機序について解析中である。

3. 腹膜透析に関する研究

我々は、33年間の後ろ向き研究により、PD関連腹膜炎の病態が変化してきていること、被嚢性腹膜硬化症(EPS)の危険因子になることを報告した(Nakao M Nephrology (Carlton) 2016)。また、PDとHDでカルシウム値とPTHの関連性が異なることを報告した(Morishita M Clin Nephrol 2016)。現在、重炭酸含有腹膜透析液の臨床効果、糖尿病PD患者の検討、腹膜病理の検討を行っている。腹腔鏡検査を用いて腹膜透析液の中性化による腹膜傷害を評価し、東北大学との共同研究の研究で極細内視鏡の開発を行っている。

4. 腎性貧血に関する研究

我々は、日本透析医学会データベースを用いた19万人の検討で、血液透析患者において血清フェリチン高値が生命予後悪化に関連することを報告した。また、重要な鉄代謝ホルモンであるヘプシジンの研究を続けており、すでに、透析を受けていない保存期CKDにおいて、腎性貧血の病態に深く関与るすることを報告している。現在は、HD患者やPD患者も対象とし、特に残存腎機能との関連性を検討している。


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