東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科

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高血圧・尿酸代謝班

1. 慢性腎不全モデルラットに対するT型Caチャネル抑制薬の脳を介した腎保護効果

TCC抑制薬は血圧に非依存的に様々な機序で腎保護効果を示すことを以前証明した。このたび血液脳関門の通過性に違いがある新規TCC抑制薬としてNIP-301とNIP-302が開発された。今年度の検討でNIP-302の尿蛋白抑制効果が確認された。引き続き高血圧腎不全モデルラット(SHR)と、正常血圧モデルラット(WKY)における腎障害に対する効果、および血圧対する影響、交感神経活性、脳との関連につき検討する。

2. アデニン誘発腎不全モデルラットにおけるアジルサルタンの腎保護効果の検討

24時間血圧は、両群ともベースの血圧が低値であり、アジルサルタン(Azi)投与により腎保護効果、尿ナトリウム排泄の亢進、交感神経活性の有意な抑制を示し、腎臓のACE2活性の亢進を認めた。Azinの多面的に腎保護効果の機序の更なる検討を重ねる。

3. アルツハイマー病モデルマウスにおける脳内アンギオテンシンIIと認知機能障害およびサルコペニアとの関連(熊本大学との共同研究)

アルツハイマー病 (AD)は認知機能低下だけでなく、筋肉量減少や心機能低下を含めた多臓器障害を来す。脳内のレニン・アンギオテンシン系(RAS)の賦活化が認知機能障害を惹起することが示唆されていることから、ADの認知機能と臓器障害における脳内RASの賦活化の影響について、ADモデルマウスである5XFADマウスを用いて検討した。Ang II投与によって5XFADマウスはWTマウスに比し有意な認知機能の低下、海馬のマクロファージ浸潤の増加、血液脳関門の破綻、脳表層皮質動脈でのβアミロイドの沈着増加を惹起した。また、筋力低下、腓腹筋の萎縮、腓腹筋のマクロファージ浸潤増加を認めた。ADモデルマウスでは脳内RAS賦活化による認知機能低下や脳障害、骨格筋障害が惹起されやすいと考えられた。

4. 透析患者における血清尿酸値が全死亡および心血管事故による死亡に与える影響

高尿酸血症は、高血圧や慢性腎臓病の進展因子のみならず生命予後にも影響するとされるが、末期腎不全の患者における血清尿酸値の影響は一定の見解がない。本研究では日本透析医学会のレジストリから血液透析患者、腹膜透析患者を抽出し、血清尿酸値の死亡率への影響を検討した。血液透析患者では全死亡率および心血管イベントでの死亡率は単変量解析および多変量ロジスティック回帰分析でも、低尿酸群では全死亡のリスクおよび心血管イベントでの死亡リスクが高かった。高尿酸血症に対する治療介入は予後を改善させる可能性が考えられた。しかし腹膜透析患者ではこれらの傾向が認められなかった。


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